糖尿病になりまして

今年の2月の中頃ぐらいに受けた「健康診断」で血糖値が高いと言われ、その後詳しく調べるとバッチリ糖尿病だったのでそれについて書いておこうかなと思います。

健康診断は企業の義務ですよ(労働安全衛生法第44条)

うちの会社、健康診断は勝手に行って来いスタイル(会社として管理する気が無いパターンのやつですね)でした。そもそもルールが決まってないし、行ったところで費用負担してくれるかも明確じゃないという。

まぁ中小企業では表に出てないだけで、まだまだあるあるなんでしょうか……?

ともかくもそんな調子だったのですが、「ある理由」により毎年健康診断を受ける必要が出てきたため会社命令により2021年2月に受けてきました(社会人になってなんと初めて)。

まぁ結果は冒頭に書いたように悪くて。

普通ちゃんと結果が出てから……ということになるんですけど、検査途中に看護師さんが血糖値が高すぎるので早くちゃんと病院に来てくださいねと言いに来るような状態でした。

その時の状態は……

血糖値以外にも色々数値が悪かったのです。

2月時点で、身長が166センチ、体重65.4キロ、腹囲80.8センチ という少し肥満気味ぐらいの体格だったのですが、

引っかかった数値は、

血圧(これは後に病院で高く出るだけと判明しますが)
総コレステロール
中性脂肪
LDLコレステロール
血糖
尿糖
尿蛋白

これだけ引っかかれば大したもんだというぐらいに盛大にかかりまして。

特に血糖値は270もあり(しかも空腹時血糖)、そりゃ看護師飛んでくるよね。

他には胃に良性のポリープあるらしいです。

その後精密検査でHbA1cが8.0もあり(この数値だと手術できないレベルだそうですよ)、本格的にいろんな検査をやることになりました。

その他の検査

とりあえず血糖値が高いということで、まずは眼底検査をしました。

これは眼底出血が起きていると失明の可能性がある(失明する人の結構な割合がこの糖尿病のせいらしい)そうで。

あと腹部エコーもとりました。こっちは膵臓に腫瘍(がんとか)があるとインスリンがでなくなる場合があるそうで、そういう可能性を消すためだそう。

あといろんな腫瘍マーカー検査も(これもがんとかの検査)やりました。

幸いにどれも異常は無く(うっすら脂肪肝かなとは言われましたが)、一応事なきを得たのです。

そんな中で問題はインスリンの出る量が、どうも同じ年代と比べて半分ぐらいになってるそう(インスリンの抵抗性がというより、そもそも論出が悪い体質っぽいです)。インスリンがでなければ血糖値が下がらないという仕組みなので、ヤバさがそれなりにあります。

病気の仕組みとして、脂肪がたくさんある人の場合の血糖値が高いというのは結構な割合でインスリン抵抗性が高くなってる(インスリンは出てるけど、身体がうまくそのインスリンを利用できない)パターンが多くて、痩せたら改善なんてこともあるみたい。

でもそもそも出が悪いパターンはこれからの治療でインスリンを出す膵臓が戻るかどうかという問題が出てくるのでなかなかハードですね。

約4ヶ月後の現在は……

まぁそれから薬を飲みながら、並行して食事療法と運動などをしながらコントロールしていくことに。

一応前回の5月の検査では、血糖値は154 HbA1cは6.8まで下げることに成功(と言ってもまだまだ正常値とは言えない)。

体重はだいたい5キロぐらい減って、腹囲は5センチぐらい減ったようです。

随分と身体が薄くなりました(でも大して筋肉も無いし、そんなに自分では変わってないとおもってるのですが)。

7月にまた検査があるので、数値がどうなっていることやら。

緊急事態宣言が解除されたので、仕事もかなり急激に負担が高く、忙しくなってきているのでなかなか運動療法という部分がおろそかになってきてます。

また数値が上がってたりしたら怖いですし(流石にまだ健康で生きたい)、かと言って仕事から帰宅後の体力的に運動できるような残り具合ではないしで、困ったところです。

正直な話、きちんと身体をいたわって行くのであれば今の仕事は少し向かない(拘束時間長すぎ問題)ような気がしてます。

思うことなど

正直まぁ若いうちって健康に気をつけて生活するのは難しい面もあります。

でもだから会社には「使用者責任」というのがあって、雇用する(要は使う)のであれば責任もあるっていうのが決まりなんですが、それをないがしろにされてきたせいで少し発見が遅れたのかもしれません。

はっきり言えば、今回健康診断を「しなくてはならない状況」にならなかったら……と思うと、流石に少し怖いです。

可能性の話なのでそうとは限らないんですが、やはり最悪の場合失明や人工透析、四肢の切断という可能性も糖尿病にはあるので、どうなっていたことかと思います。

もう完全に治るなんてことは無いので一生付き合いしていく病気なんですが、それでも今のところは少しうまく付き合え始めてる感じがしますので、これからそういう話も書いていければ(ダイエットとか食事について)思ったりもしています。

できるだけこれ以上悪くならないように、気をつけながら生活していきます。

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