こっそりと仕事を抜け出し(嘘です、ちゃんと早退のOKもらってです)、2月19日、20日の2日間、甲種防火管理者新規講習へ行ってきました。
防火管理者とは
消防法によって定められている国家資格で、防火対象物の管理権原者から選任された、その防火対象物の防火上の管理・予防・消防活動を行なう者を言う。
Wikipediaより抜粋
乙種と甲種の2つがあります(乙種は防火管理者となれる範囲(面積等)が小さい)。
取得するには、学識経験や学歴のほか、防火管理者講習を修了し効果測定に合格するという方法があります(普通の人の場合はこの防火管理者講習を受けることになると思います)。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)等で施設長などをする場合や、テナントビルに入居する場合に取得することを進められたりする資格です。他には例えばマンションの管理組合からということもあると思います。
逆に言うと、何も関係ないのに取る人のほうが少ない(少なくとも私が講習を受けた時に周りの人を見渡して感じた)です。
講習について
講習実施団体や市町村等の消防本部等によって金額はまちまちのようです。
東大阪市の場合平成30年度までは、4,500円(テキスト代)でした。
(というのも、平成31年度からは日本防火・防災協会へ委託されるらしく、東大阪市消防局が実施するのは平成30年度までだそうです)
あとは……2日間の講習(平日)なので、有給や半休等の取得が必須です。
講習の内容について
細かい内容等については、ウィキペディア等に譲るとしてざっくりした感触を。
大規模な火事の実際の内容(新宿歌舞伎町の雑居ビルの火事とか)、防火管理のやり方(訓練とかも含む)と、危険物取扱者と消防設備士の試験の勉強内容の基礎というような感じの内容等でした。
また、東大阪は防災学習センターを持っていて(講習もここで)、いろいろな体験もしました(地震の揺れの体験や、実際に2号消火栓の水圧を体験したり)。
効果測定について
確認試験のような内容の試験が最後にありました。
たぶん、これで不合格になる人は殆どいない(問題が裏面まであるのに表面しか回答しない等ミスをしない限りは)と思います。
というより、間違えようがないのでは? ぐらいの難易度なので過度に緊張する必要は全く無いです。
まとめ
2日間で10時間以上が基準の講習会です。
もちろん遅刻や欠席は厳禁です。
東大阪市の講習終了者に渡される修了証はプラスチックカードです。
ひょっとしたら、来年度以降はカードも変わるのかもしれませんね。
某ボスより、取っておけと言われたので半ば無意識のうちに講習会の申し込みをし、受けてきました。
上でも書きましたが、ほとんどの参加者は会社やマンションの管理組合から受けろと言われて受けに来た方々っぽい雰囲気。まぁ、そりゃ当然といえば当然ですよね。それ以外は多分基本的に資格マニアかただの物好きかと(はい、私のことです)。
今年は消防設備士の試験受けようかと画策しているのですが、予備知識としていい勉強になりました。勉強始めたときの足がかりとして、少しでも雰囲気つかめてると格段にスタートを切りやすいですから。
実際に防火管理者に選任されると、責任もかなり重大なのですが、講習は専任されなくとも受けておいて損はないという感じがします。
いろんなことへの自分の目線が変わります。
いい経験になった、いい講習会でした。
コメント