ITパスポート試験について、ここでは書いてなかったのでちょっとだけ書いておこうと思います。忘備録というか、誰かの役に立てればいいな。
ITパスポート試験って?
情報処理の促進に関する法律に規定されている、情報処理技術者試験の1つ(スキルレベル1)の試験のこと。
Wikipediaより
それまでのシスアド(初級システムアドミニストレータ)試験の後継のような感じの試験、っていう位置づけです(ITパスポート試験の方が少し難易度が低くなっているそうな)。
試験はCBT方式(パソコンで正解をポチポチ選んでいき、その場で点数がわかる)で実施されていて、分野としてはストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野から出題されます。
レベルとしては、かなり優しい試験(僕の個人的な感想)だけれど、ストラテジ系とマネジメント系が、純粋な技術内容の試験に思われがちな名称からはずいぶん違う内容で、ちょっと社会人として経験が無い高校生や大学生にとっては、とっつきにくいかも。
試験について
受験手数料は5,700円(税込み)です。受験資格は特にありません。
試験自体は全国各地で随時行われています。PCを使ったCBT方式なので、最寄りの試験会場で空き席があれば、直近の試験でも申込み可能みたい(数日前ぐらいまで?)。
申込みは情報処理推進機構のITパスポート試験のページより行います。
試験時間は120分。
試験科目は上でも書きましたがストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野から出題されます。
合格基準は各科目1000点満点中300点以上かつ、総合評価で600点以上となります。
要は各科目足切り点があるというイメージです。
試験終了直後におおよその点数がすぐわかるシステムで、正式な発表は1ヶ月後ぐらい。
その後一ヶ月後ぐらいに合格証書が送られてきます。
勉強方法とか
テキストは、
栢木厚(2017)『平成30年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 』技術評論社
を使用しました。
時折シラバスが更新され試験の内容や範囲が少しずつ変更されますのでこれから購入される場合は新しいものを使用したほうが良いと思います(情報系の技術は日進月歩のため)。
あとは、本で読んだだけでわからないところを何度か見直すのと並行して、ITパスポート試験ドットコムの過去問道場をただひたすらに解いてました。
って書いたらすごく勉強してた感じですけど、そんなに社会人に勉強する暇あるわけ無いので、過去問は多分4回~5回ぐらいしかやらなかったと思います。
実際3週間時間取ってましたけど、中身の密度で言えば、おそらく1週間分(10時間から15時間ぐらい)でしょうか。
そもそも、テクノロジ系はおおよそ読むだけで理解or知ってた内容だったのと、経営全般に当たるストラテジ系とIT管理に当たるマネジメント系に関しては、社会人としての薄っぺらい経験も役に立ち(ISO14001の管理責任者やってるおかげで、○○マネジメントなんたらという部分は、読まずに理解できたり)、デフォルトの知識があったのが大きかったのかもしれません。
でも、教科書の説明を読みながら過去問を解くという勉強方法で問題なく合格できると思います。
少し出題される範囲が広いので、油断は禁物。内容は深く掘り下げた内容までは行かないため、基礎知識を問われるようなものです。ですので過去問の反復で十分かなと思いますよ。
結果について
結果はこんな感じでした。
どのくらいの点数が良いのかわからないのですけど、一応余裕をもって合格したと言えるかも。
合格証書は経済産業大臣の名前入の証書です。
感想とか
おっさんが取ってなんになるんや? って結構後輩とかに言われたりしたんだけども、これをきっかけとして(ある種の肩慣らし?)、いろいろ他にチャレンジできました。
ただ、正直取るなら大学生か高校生、社会人1年目ぐらいまでじゃないと取る意味という点では、無いのかもしれません。
難しい内容があるわけでなく、片っ端から覚えたら合格でき、なおかつそれが実務で役に立つのか? と言われたら、正直なんとも言えません。
でもまぁ、無いよりはまっしですし、履歴書の資格欄がたくさんあるもしくは空きがある場合には書いてもいい……かも。
いきなり難しいのは無理……って人には、少し自分の中の空気というか、流れを変えるにはもってこいなレベルの資格試験じゃないかなぁって思います。
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