2021年7月13日 工具類の写真入れ替えました
独学で一発合格した第二種電気工事士なんですが(もう2年も前のこと)、この技能試験では工具は自分で持ち込む必要があります。
今回は技能試験の際に持ち込んだ工具をご紹介しようと思います。
私は基本的にはHOZANのものを使用しました。
個人的には使いやすくて、初心者にも向いていると思います。
電気工事士技能試験工具セットにVVFストリッパーのセットされているものをネット通販で購入しました。
現行モデルと多少違う(2年前なので)のですが、なにかの役に立てればいいなと思いますよ。
工具類(ここで紹介するのはすべて必須と言えます)について
圧着工具(リングスリーブ用)
リングスリーブの圧着は技能試験では必ずやります。
この工具は大サイズの圧着はできませんが、第二種電気工事士技能試験ではやることは無いので、このサイズの物(中まで)で十分です。
小さい方が扱いやすいですし(実際の現場では役に立たないかも)。
このリングスリーブの圧着工具は、柄の部分が黄色いJISに適合したものを使用する必要があります。また適切な刻印がされる必要がありますが、これは適切な力で握らないとギアがついてて開放されないのでわかりやすいです。
ウォーターポンププライヤーとペンチ
ウォーターポンププライヤー(右側)は、その名の通り水道関連の工具です。
これはアウトレットボックス等で活躍します(アウトレットボックスに電線管を取り付ける際に使用します)。
またペンチはつまんだり曲げたりできる他、電線をカットする際にも活躍します。
これらも必須工具と言えます。
自宅にウォーターポンププライヤーなんかがある人もいるかと思いますが、アウトレットボックスがそれほど大きいものじゃないので小型のものが良いと思います。
ドライバー(プラスとマイナス)
プラスドライバーとマイナスドライバーです。
右側のマイナスドライバーは、スイッチやコンセントを連用枠に固定する際に使用したり、スイッチやコンセントに電線を間違って接続してしまった時に取り外す際に使用します。
またプラスドライバーは引っ掛けシーリング等の接続の際にネジを回したりする時に使用します。
自前のものでもいいとは思うのですが、
プラスドライバーは +2のものを。
マイナスドライバーは先の幅が5.5ミリぐらいのもの
両方ともあまり柄の部分が大きくなく、グリップ力のある握りやすいものがいいと思います。
VVFストリッパー(これが一番大事かもしれません!)
VVFストリッパーは、その名の通りVVFケーブルの被覆を剥く際に使用します。
この後に紹介する「電工ナイフ」でも可能なのですが、それは現場で手慣れた人向け。
私のように独学で(電気工事未経験で)攻略するには、もう必須アイテムと言えます。
殆どの課題で、VVFストリッパーがあれば対応できます(一部電工ナイフをしないといけない場合もあり)。
実際の技能試験では、決められた時間内に課題を作成する必要があるのですが緊張しているとなかなかうまく行かないです。
そのため少しでも作業の時短ができる部分は時短していくことになります。
そこでこの工具です。
これより高いものでVAストリッパーというものがある(こちらのほうが高い分更に早くできる)のですが、第二種電気工事士技能試験ではどちらか一方を購入すれば合格にぐっと近づくと言っても過言では無いです。
もう一つ利点があるとすれば、欠陥を防ぐことができる点です。
電工ナイフを使用した場合、銅線部分を傷つける可能性が少なからずあります。傷ついたものは欠陥となってしまいます(試験ではアウト)。
それを大幅に防げる点で言っても、この工具は必要だと思います。
電工ナイフと布メジャー
電工ナイフは文字通りケーブル等の被覆を剥いたりする場合に使用します(VVFストリッパーがあればほぼ問題ないです)。
ただ、問題ないとは言え剥き方などは練習しておくべきです。
慣れてくると銅線にあたった感覚がわかるようになりますよ。
布メジャーは外装と絶縁被覆の剥いた長さやケーブルの長さを測る際に使用します。
これは練習時に活躍します。
本番では、大方目分量で行ける(ぐらいには練習しないといけません)と思いますし、それぞれの工具の長さで目安を作っておくなどして、都度測ったりはしません(時間が足りなくなります)。
まとめ
工具類は合格への近道になり得ます。
マーベルの工具とかも使ったことありますが、初心者にはHOZANがいいのではないでしょうか。
実際の現場に出たりするとまた別の話なのですが、試験突破を考えるのであれば上の工具で必要十分だと思います。
上の道具と、受ける年度のケーブルセット(電線やコンセント等、発表された候補問題に即してセットされたもの)を使い練習をきちんとすれば未経験独学での突破も難しくはありません。
私も試験直前は動画で道具の使い方を見ながら、実際に手を動かして練習しました。
必ず合格できる試験ですので(難易度としては落とす試験ではなく、これぐらいの技術はせめて身につけてくださいねというレベルの試験です)、頑張ってください!
第二種電気工事士の概要についてはこちらから。
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