4月12日に合格通知が来て、すぐに申請していた第一種衛生管理者の免許が来ましたので、ちょこっとまとめて見ようと思ったり。
第一種衛生管理者とは
衛生管理者とは、労働安全衛生法に定められている、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、事業場の衛生全般の管理をする者、またはその資格(国家資格)である
wikipediaより
第一種は第二種の上位資格。また衛生工学衛生管理者という資格もある。
事業場の職種や規模(常時仕事をする労働者の人数等)で、専任の義務(罰則あり)や専任できる衛生管理者の種類、人数等が決まっています。
要は、一定以上の職場には必ず専任する義務がある(50人以上)、そういう資格になります。
おそらく総務系の職場では、会社からの命令で取らされたりするのかなと思いますよ。
第一種衛生管理者試験について
試験の申し込み方法
労働安全衛生法による免許試験の受験料は6,800円です(2021.6.27現在)。
試験は、各地にある安全衛生技術センターで実施されています(実施頻度は衛生管理者試験は需要も多いせいか高いです)。
また出張試験というものが年一回あり、安全衛生技術センター以外の各都道府県でも実施されています。
ちなみに近畿安全衛生技術センターは加古川(!)にあり、兵庫県民以外のひとは……って感じなので出張試験をうまく利用したいですね。私は仕事休んで行きました。
近畿安全衛生技術センターでは、第一種衛生管理者試験の場合月に4回ぐらい実施されています。
詳しくは近畿安全衛生技術センターホームページから
試験の申し込みについては、まず受験申請書を請求します。
申請の方法は、必要部数を書いたメモと返信用封筒(角型2号封筒)に宛先(自分の住所)を明記し、必要部数分の重さに対応するように切手を貼り付け(1部なら210円、2部250円(2016.6.27現在)、公益財団法人 安全衛生技術試験協会本部もしくは各地域の安全衛生技術センターへ送付します。
第一種衛生管理者は、受験資格が必要です。
例えば大学(短大含む)や高等専門学校卒業の場合、1年以上の労働衛生の実務に従事した経験が必要で、これを会社に証明(事業所証明)してもらう必要があります。
詳しくは以下から
試験申し込みは、各試験を受ける安全衛生技術センターのホームページより希望する日時の席が空いているかを確認した上で、試験日の2か月前から14日前(消印有効)までに郵送します。
試験対策について
テキストは、
コンデックス情報研究所(2019)「第1種衛生管理者集中レッスン」成美堂出版
を使いました。問題はそんなに難しく無いと思います。やれば受かる。
問題なのは、上で書いた受験資格に関する部分です。
会社に証明を出してもらう必要があるので、どうしても受験することが会社にバレる(のは資格マニアの人だけですが)というか、会社からの命令になると思います。
これは忙しい社会人にとっては、結構なプレッシャーになると思います。そのプレッシャーを跳ね除けて眠たい目をこすりながら勉強をするというのが、一番のハードルだと思います。
ただ、教科書を読んで問題を解くというベーシックなやり方で十分理解できますし合格できると思いますので過度なプレッシャーは感じる必要は無いと思いますよ。
免許申請について
安全衛生技術センターで試験を受ける場合、必ず帰りに免許申請用紙をもらって帰りましょう。どこか入り口付近などに積んで置いてあると思います。忘れたらまたこれも郵送してもらわないといけないので大変です。労働局や労働基準監督署などでも配布しているみたいです。
合格通知とこの申請用紙に必要事項を記入し、東京労働局免許証発行センターに郵送します。
免許申請には1,500円の収入印紙(都道府県証紙ではないです)と返信用に簡易書留分の切手が必要です。
労働安全衛生法の免許には、更に年齢制限(ほとんどの資格で18歳以上)があります。18歳を超えてから申請することになります。
感想など
試験については、難しくないと思います。きちんと問題集をこなせば受かります。おそらく上でも書きましたけど、受験資格が一つのハードル(会社から言われて受ける以外の、自分で受けようとする場合)です。
あと、労働安全衛生法の免許証は申請から到着するまでにかなり時間がかかります。もはや年がら年中一ヶ月半ぐらいかかってるんじゃないでしょうか?
混み合う季節なら二ヶ月を覚悟したほうが良さそうです。
たぶん、申請数に事務処理が全く追いつかないのでしょう(免許証自体はプラスチックカードで印刷するだけのはずなので作成は早そう)。
ちょっとだけ嬉しいのは、12月5日から6月5日の半年間で、平成30年、平成31年、令和元年の3つが意図せず揃ったところ。
取得日なので一生残るし、なんか記念になりました。
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